フランスへ3ヶ月以上の長期渡航をされる場合は、必ずビザが必要となりますので、ビザの申請をしましょう。
Campus Franceでの面接を終えたら、在日フランス大使館での具体的なビザ申請に移ります。こちらのビザ申請も事前に予約を取る必要があります。
Campus Franceの面接でも、ビザ申請の際も必ず事前に予約をする必要があります。まずは、ビザ申請日の予約の取り方から、注意点をご紹介していきます。
■もくじ(ページ内リンク)
・予約を確認・変更・取消するまたは予約票を再印刷する場合の手順
フランスの学生ビザ取得のため、在日フランス大使館ビザセクションにおいて必要書類の提出が求められます。
まずは在日フランス大使館ホームページから必ず申請日の予約を取りましょう。予約をせずに大使館へ行っても、ビザ申請の受付をしてもらえません。詳しい手続きの仕方や注意点など、細かい点が変更になることがありますので、必ず在日フランス大使館ホームページから確認して手続きを行いましょう。
http://www.ambafrance-jp.org/-Japonais-(在日フランス大使館公式ホームページ)
こちらのビザ申請予約は、Campus Franceでの手続きと並行することが可能です。また、Campus Franceの面接と同じ日に大使館でビザ申請を行うことも可能です。ただし、ビザの申請は必ずCampus Franceの面接後でなければなりません。
Campus Franceの面接と同じ日にビザ申請を行う場合、Campus Franceの面接時間からビザ申請の予約時間まで最低1時間は空けて予約をするよう指示されています。
同じ日にビザ申請も済ませられるのは遠方の方にとって魅力的ですね。効率よくビザの申請ができるように手続きを進めていきましょう。
インターネット上でビザ申請の予約を取ります。在日フランス大使館ホームページ内にある「ビザ」欄から「ビザ申請予約システム」を選択。諸注意と共に記されている「予約を取るにはこちらをクリック」を選択すると、予約管理のページに飛ぶことができます。予約システム内に日本語の表示はありませんが、フランス語・英語・スペイン語から選択できます。下記に予約の手順を記載いたしますので、ご確認ください。
https://jp.ambafrance.org/article3843(在日フランス大使館ビザ申請予約システム)
(1)ビザ申請予約システム画面左のメニューから「Booking an appointment(予約する)」をクリック
(2)中央に注意書きが表示されるので、読んだ上で「I accept the General Conditions(同意)」にチェックし、「Next」をクリック
(3)次ページにカレンダーと日付毎の予約可能日が表示されるので、予約希望日時を選択し、予約時間の左端にあるペンのマークをクリック
(4)画面下部に選択した希望日時が反映されます。間違いなければ次のページへ進んでください。
(5)次ページで、氏名・生年月日・国籍・性別・パスポート番号・電話番号・メールアドレスを入力し、次ページへ進みます。
(6)入力した内容で予約を確定して良いか確認するウィンドウが表示されるので、問題なければ「OK」をクリックし、予約を確定させます。
(7)参照番号とともに、予約受け付け完了のウィンドウが表示されます。参照番号がないと、予約の変更などができませんので、必ず参照番号を控えましょう。
(8)予約票を印刷するようウィンドウに指示が出るので、内容を読んだ上で「OK」をクリックして予約票を印刷してください。
・予約を確認・変更・取消するまたは予約票を再印刷する場合の手順
(1)ビザ申請予約システム画面左のメニューから「Changing your appointmet(予約を変更)」をクリック
(2)予約時に交付された参照番号とパスポート番号を所定欄にそれぞれ入力し、確定させます。
(3)次ページに予約日時が表示されるので、変更の場合は「Change」取り消す場合は「Cancel」予約票を再印刷する場合は「Print」を選択してください。
(4)変更の場合、改めて表示されるカレンダーを参照しながら、予約時と同様に希望日を選択し「Confirm」をクリックすると、予約を変更して良いか確認ウィンドウが表示されますので、問題がなければ変更を確定させます。
(5)予約日時を変更したら、改めて予約票を印刷するようウィンドウに表示されるので、「OK」を押した上で、予約変更画面上から新たな予約票を印刷してください。
(6)予約を取り消す場合「Cancel」をクリックすると、予約を取り消した旨を記したウィンドウが表示されるので、「OK」を押して取消を完了させます。
■もくじ(ページ内リンク)
・予約を確認・変更・取消するまたは予約票を再印刷する場合の手順 (今ココ)
・パスポート一通につき一回の予約が必要です。
・在日フランス大使館では、遅くとも出国日の3週間前までにはビザの申請を済ませることを勧めており、渡航間近に申請される場合は、ビザの発給が入国予定日後になってしまう可能性があります。また、ビザ申請は平日の午前中まで受け付けており、予約は埋まりやすくなっています。Campus Franceでの手続きを含め、大使館におけるビザ申請に関しても、早めに予約を確保しましょう。
ビザ申請日の予約を取ったら、次はいよいよ在日フランス大使館での最後の手続きです。
当日は必要書類の提出が主になりますので、面接のような形ではありません。大使館のスタッフが日本語で対応しますので、安心してください。ビザ申請日当日の手続きについてまとめますので、参考にしてみてください。
在日フランス大使館ホームページ内にある「必要書類チェックリスト」をご確認ください。申請される年によって若干変更になる箇所もありますので、学生ビザ申請時に必ず確認し、書類を準備しましょう。
http://www.ambafrance-jp.org/article3731(学生ビザ・3ヶ月以上・申請方法)
必要書類の中にある「長期滞在ビザ申請書(フランス語)」の書き方について、項目別にみていきましょう(数字は書面の項目番号に当たります)。ただし、内容はあくまで参考のものです。必ず留学生自身の状況に合わせた内容を記入するようにしてください。記入は全てフランス語か英語で行います。用紙はダウンロードするか在日フランス大使館ビザセクションで入手できます。
《長期滞在ビザ申請書内容》
(1)名字
(2)旧姓
(3)名前(下の名前、ファーストネームに当たります)
(4)生年月日(「日/月/年」の形で記入 例:1998年5月15日→15/05/1998)
(5)出生地(県名を記入)
(6)出生国(日本人であれば「Japon」)
(7)現在の国籍(生まれた時の国籍が現在と違う場合には項目⑦下段「Nationalité à la naissance si différente」に出生時の国籍を記入する)
(8)性別(当てはまる方にチェックを入れる)
(9)既婚・独身等の身分について(当てはまるものにチェック)
Célibataire : 独身
Marié : 既婚
Séparé : 別居状態
Divorcé : 離婚
Veuf(ve) : 配偶者と死別、未亡人
Autre (veuillez préciser) : その他(正確な身分状況を記入)
(10)未成年者の場合、保護者の情報を記入
(11)身分証明書番号(特に記入の必要はなし)
(12)旅券の種類(一般の方であれば、「Passeport ordinaire」にチェック)
(13)パスポート番号
(14)パスポートの発券日(「日/月/年」の形で記入)
(15)パスポートの有効期限(「日/月/年」の形で記入)
(16)パスポートの発行機関(通常は、外務省という意味の「Ministère des affaires étrangères」と記入)
(17)現住所(例:4-11-44, Minamiazabu, Minato-ku, Tokyo, 106-8514, JAPON)
(18)メールアドレス(パソコンのアドレスが望ましい)
(19)電話番号
(20)現在の国籍と異なる国に住んでいる場合(海外に居住している場合)、滞在許可証の情報を記入
(21)現在の職業(例:学生→「Étudiant(e)」、会社員→「Employé(é)」など)
(22)所属している教育機関や勤務先の情報(会社・学校名、住所、電話番号)
(23)ビザを取得する目的(ここでは留学ですので「Études」にチェック)
(24)フランスでの受け入れ先教育機関の情報(名前・住所・電話番号)
(25)フランスでの住所(住居がはっきり決まっていない場合は、最初に滞在するホテルの住所でも可)
(26)フランスへの入国予定日(「日/月/年」の形で記入、シェンゲン協定国内へ先に入国する場合にはそちらの日付を記入すること)
(27)フランスでの滞在期間(留学先への登録期間を参考にし、当てはまる期間にチェック)
Entre 3 et 6 mois:3ヶ月から6ヶ月
Entre 6 mois et un an:6ヶ月から1年
Supérieur à un an:1年以上
(28)同行家族の情報(いない場合は記入不要)
Lien de parenté:続柄
Nom(s), Prénom(s):氏名
Date de naissance:生年月日
Nationalité:国籍
(29)フランスでの滞在費用の賄い方(自分の貯金を使う場合→「Épargne」、奨学金を受給する場合には「Oui」にチェックを入れた上で奨学金機構の名前・住所・電話番号・受給金額を記入)
(30)フランス現地における保証人の有無(いる場合は「Oui」にチェックを入れた上で氏名・住所・電話番号を記入)
(31)フランス現地における家族の有無(いる場合は「Oui」にチェックを入れた上で氏名・国籍・続柄・住所・電話番号を記入)
(32)過去のフランス滞在歴について(3ヶ月を超える滞在を過去にしたことがある場合は、「Oui」にチェックをした上で滞在期間の日付・滞在目的・過去の滞在の際の住所を記入)
※最後に、署名日と署名を記入
・Lieu et date:署名場所と日付(例:2005年8月1日東京で→「01/08/2005 à Tokyo」)
・Signature:署名(パスポートと同じもので)
・予約を確認・変更・取消するまたは予約票を再印刷する場合の手順
<「長期滞在ビザ申請書」の記入について> (今ココ)
渡仏後に、OFII(フランス政府移民局)に提出する書類ですが、ビザ申請の際にあらかじめ可能な部分の記入と提出を求められます。
記入方法は、在日フランス大使館公式ホームページ内にある移民局(OFII)提出用フォーム〈https://jp.ambafrance.org/article3731#t-8674〉からご確認いただけます。
特に難しい記入内容の項目はありませんが、「領事部記入欄」と「OFII記入欄」に関しての項目は留学生が内容を埋める必要はありません。
また、「領事部記入欄」以下の項目も、ビザ申請時点で記入する必要はありませんので、空欄のまま提示してください。詳しい記入方法は、提出用フォーム内にある記入例を参照ください。
こちらの書類はパスポートとともに返却されますので、渡航の際に忘れず持っていきましょう。
ビザ申請のために書類を提出する際、生体認証の登録が必要となります。その場で指紋の採取と窓口にある備え付けのカメラで証明写真の撮影が行われます。窓口担当から指示がありますので、それに従って行動すれば問題ありません。
ビザ申請日当日には、必要な書類を一式揃えて持参しますが、提出の際に全てまとめて出せるよう、書類をまとめておきましょう。提出に手間取ると、窓口担当から注意を受けることがあります。
注意を受けたところでビザの審査に影響があるわけではありませんが、スムーズに手続きを進め、他の方の時間を押さないためにも、提出前に準備をしておきたいものですね。
学生ビザの場合、フランス政府給費留学生以外は、1ヶ月あたり最低615ユーロの滞在資金の証明が必要になります。もちろん計算する際には滞在する月数分で計算することになりますが、あくまで最低金額です。
経済証明の金額がギリギリだと、大使館の審査で引っかかる可能性があります。現地でのアルバイトは考慮されませんので、航空機の往復チケット代やその他諸経費などを計算した金額で、余裕をもたせた経済証明書を提出することをおすすめします。
「申請書類チェックリスト」を確認すると、原本とコピーが必要となる書類がいくつかあります。コピー書類は一部になっていますが、念のため全ての書類のコピーをとっておくと、何かあったときすぐに確認できます。
大使館のビザセクションにおいても、ビザの申請料金が必要となります。「50ユーロ相当」という指定がありますが、窓口において申請時点のレートに当たる日本円で支払いを行います。
レートは毎月1日と16日に変更され、在日フランス大使館のサイトから確認していただけます。
在日フランス大使館では、ビザ申請の受け付けに関して、ご本人が直接大使館で手続きすることを必須としています。
郵送やご本人以外からの申請は受け付けていません。ただし、大使館指定の代理申請を請け負っている業者からの申請は可能です。代行料金はかかりますが、不備や持参する書類漏れの発生リスクも減りますし、遠方に住んでいる留学生は東京までの旅費のことを比較して、業者を利用することを検討するのも宜しいかと思います。
また、申請後のパスポート返送については、レターパックでの郵送を受け付けています。希望者は、ビザ申請の際にお申し出ください。また、パスポートの受け取りは第三者にしてもらいたいという方は、学生ビザの申請時に「委任状」を窓口で提出してください。
パスポートの受領について、下記ホームページからご確認いただけます。
http://www.ambafrance-jp.org/article5530(パスポート受領方法/在日フランス大使館ホームページ)
在日フランス大使館ホームページには、留学でもディプロムや修了証書の取得が目的ではない場合、一時滞在長期ビザを発行する場合があると記されています。一時滞在長期ビザは4~6ヶ月の有効期間となっており、滞在期間の延長ができません。
長期ビザは滞在許可証としての効力を持っており、移民局で発行された証書シールがパスポートに添付されると、手続きが完了となります。このビザをもっている方はフランスへ入国後、移民局申請書を居住区管轄の移民局へ郵送で提出し、移民局から指定された手続きをする必要があります。移民局への手続きは必ず行ってください。入国から3ヶ月以内に移民局へ登録がされていない場合、不法滞在となってしまいますので、現地に到着したら早めに手続きしましょう。
・同行家族がいる場合
未成年のお子様がいらっしゃる場合など、留学生に同行する家族がいる場合は同行者ごとに別途でビザの申請が必要となります。申請可能なビザの種類は「ビジタービザ」です。
なお、先述している通りビザ申請の予約はパスポート1通につき、1回の予約が必要となりますので、ご注意ください。
在日フランス大使館にて手続きを終えると、ビザセクションの窓口担当から「申請証明チケット(QUITTANCE DE FRAIS DE DOSSIER ET RECEPISSE)」が手渡されます。こちらのチケットは大切に保管してください。パスポート受領の際に必要となります。
パスポート受領に関する情報は、下記URLのサイトをご参照ください。
http://www.ambafrance-jp.org/article5530(パスポート受領方法/在日フランス大使館ホームページ)
ビザ発給審査の進捗状況は、在日フランス大使館ホームページにて確認できます。大使館へ来館してパスポートを受領する場合には、こちらでビザ発給可否を確認の上で来館しましょう。
http://www.ambafrance-jp.org/-rubrique1598-(ビザ申請手続/在日フランス大使館ホームページ)
※「ビザ審査進捗情報」をクリック
※「申請証明チケット」を参考に、必要事項を入力
Numéro de quittance : バーコード下にある番号の下10桁
Date de naissance : 生年月日(「日/月/年」の順で入力)
※全て入力を終えたら「Valider」をクリックし、進捗状況を確認する