海外旅行保険の選び方
留学にかかる費用と海外旅行保険
語学力の上達のためや、専門分野を学ぶために海外留学を考えている方もいらっしゃると思います。海外留学をする時には、海外旅行とは違い、海外で長期的に滞在することになるため、ビザや保険など留学のための準備が必要となります。ここでは、留学をするメリットや、費用、人気の留学先、安心して留学へ行くための注意点などを紹介いたします。
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海外留学のメリット
海外留学をする人が増加する中で、留学をするメリットはどこにあるのかを考えていきたいと思います。海外留学をする多くの人の目的は、英語力の上達にあると思います。海外留学を経験し、英語への苦手意識がなくなったり、英語が話せるようになることで、より多くのコミュニケーションを取ることができ、世界観が広がる点などは、海外留学の大きなメリットであると言えます。
また、留学先での出会いを通じて、文化の違いや、自分にとっての常識が覆されるような経験をし、自分自身を見直す良いきっかけにもなります。観光が目的の海外旅行と違い、海外で生活することが目的の留学を通じて、新しいことを取り入れ、自ら行動する力を養うことによって、その後の自信にもつながると思います。しかし、海外で生活をするにあたって、注意すべき点もあります。
海外留学における注意点
海外で多発している被害に盗難があります。海外留学中にも、友人と行ったレストランやバーで荷物の置き引きに遭ったり、夜道でひったくりに遭う被害などが数多く発生しています。自分の荷物から目を離さないということや、貴重品は肌身離さず身につけておくこと、危険な場所や夜間の一人歩きはしないことなどに注意する必要があります。
また、海外では大麻やドラッグなどを学生同士で常用していることもあります。そのため、自分の身は自分で守るということを念頭に置き、自分はやらないということを相手に明確に伝えることが大切です。その他にも、留学中に車の運転をし、事故を起こしてしまうこともあります。
日本とは違う交通ルールや左ハンドルの車の運転などに慣れず、事故になってしまうこともありますので、留学中は、留学の本来の目的を見失うことなく、慎重な行動を取ることが望ましいです。また、海外留学中にビザが切れてしまい、不法滞在になってしまうこともあります。事前に渡航先の法律やビザについて確認しておき、ビザは切れる前に延長手続きをするように注意することが重要です。
人気のある留学先
留学先として人気があるのは、アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなど英語を公用語とする国です。アメリカへの留学が人気の理由としては、日本で受けている英語教育がアメリカ英語に基づいているということもあり、親しみやすい点と、教育水準が高い大学が多い点があります。
アメリカには、現地で目的を達成するための資金調達のために就労することができるワーキングホリデー制度がないため、働きながら学校へ行くことは難しいです。そのことから、留学費用を多めに貯蓄しておく必要があります。
カナダは、多民族国家であるにも関わらず、英語の訛りも少なく、治安も良い上、ワーキングホリデー制度でも仕事が見つけやすいため、留学先として最も人気があると言っても過言ではありません。インターンシップの受け入れも多く、現地での就職も見込むことができます。医療水準も高いため、留学中に病院へ行くことになった時も安心です。
しかし、留学する地域によっては、とても寒くなるため、気候には注意が必要です。人気の留学先であるため、日本人が多いという点から、英語に馴染むためには、留学先の地域選択も重要となります。
オーストラリアは、比較的治安が良く、留学生に対する法律があるほどサポートが充実していることから、人気となっています。学生ビザでも就労することができる点も人気の理由です。しかし、国全体の物価が高いため、それだけの資金が必要となります。また、地域によっては日本人留学生が多く、日本語でコミュニケーションが取れてしまう環境になってしまう可能性があることにも注意が必要です。
イギリスが留学先として人気の理由は、比較的日本人が少ないため、英語に集中する留学生活を送ることができるという点です。食品や交通機関の運賃などが高く、ワーキングホリデービザを取得できる人数も他国に比べて少ないため、留学するためのハードルが高いと言えます。
留学の学費を安く抑えられる国
ノルウェーは国籍や学位に関わらず、学費が無料となっています。留学生の学費も無料で、半期ごとに数千円の学期手数料を支払うだけで、ハイレベルな教育を受けることができます。週ごとの上限時間数はありますが、在学中の就労も許可されているため、現地での生活水準も保つことができます。
ノルウェーではノルウェー語が公用語となっていますが、英語での授業も豊富で、ほとんどのノルウェー人は英語も話せるため、英語とノルウェー語を同時に学ぶこともできます。
また、学費の面から考えるとドイツへの留学も適していると言えます。ドイツの大学の学費は、年間で10万円から20万円程度が一般的です。それに加え、交通機関の年間パスなどを付与してくれる大学もあります。ドイツではドイツ語を学ぶことを基盤に留学生同士のコミュニケーションを通じて、英語力を身につけることも可能です。
一般的な留学にかかる費用
留学でかかる費用は、渡航費、学費、現地での滞在費や生活費などがかかってきます。実際には渡航する国や期間、滞在スタイルによって異なりますが、一般的な語学留学では、年間に300万円ほどの資金が必要であると言われています。語学学校の学費は月に20万円前後かかるとされており、一定の基準を満たせば奨学金制度を利用することもできますが、生活費などもかかるため、渡航する国の物価などの下調べ事前にしておく必要があります。
留学費用を抑えるためには、渡航費を抑えることが有効です。渡航費を抑えるために、休暇シーズンなどを避けた航空券の手配が重要となります。また、家賃や光熱費などの滞在費も住む地域によって大きく変わってきます。都心部よりも郊外の方が安くなりますが、交通費や治安などの兼ね合いから検討することをオススメします。
留学継続費用補償特約とは
海外留学をする際、多くの人は、留学生向けの海外旅行保険に加入します。留学生向けの海外旅行保険とは、留学中の体調不良や事故などの様々なトラブルに備えて渡航前に加入しておくものです。留学生向けの保険に追加できる特徴的なオプションの1つとして、留学継続費用補償特約があります。
留学継続費用補償特約とは、留学する際の資金をご両親などに出してもらっている場合、留学生のご両親などの扶養者の方が事故によって死亡してしまったり、重度後遺障害となってしまい、留学生を扶養できなくなった場合に、その後も留学を継続するための費用を保険会社が補償してくれるというものです。扶養者の方がいる場合には、留学継続費用補償特約をご加入時に追加して頂くとご安心かと思います。
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この記事を書いた人
伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)