海外旅行保険の選び方
海外旅行保険のおすすめの加入方法
海外旅行に行く際に加入することが勧められているものに海外旅行保険があります。海外旅行保険は、海外旅行中の万が一のトラブルに備えて加入するものですが、旅行準備などで忙しい中、補償内容を検討したり、加入手続きをすること自体、面倒に思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、海外旅行保険に加入する方法や手順にはどんなものがあるのかということや、海外旅行保険を使用することになった時の申請方法などをご紹介したいと思います。
■もくじ(ページ内リンク)
どこで海外旅行保険に加入することができるのか
海外旅行保険に加入するには、旅行代理店で加入する方法か、保険代理店で加入する方法、空港で加入する方法、インターネットで加入する方法などがあります。
海外旅行保険を旅行代理店で加入するには、旅行代理店を通じて、海外旅行の予約をする必要があります。旅行代理店で海外旅行を予約する際に合わせて海外旅行保険への加入を勧められた際に、一緒に加入すると旅行代理店のスタッフに手続きなどをまとめてしてもらうことができ、大変便利です。
しかし、勧められる海外旅行保険はセットプランであることが一般的なため、保険料が少し高くなってしまう可能性も考えられます。また、保険証書は後日郵送で送られてくる場合が多いことから、海外旅行の直前などには加入することが難しいです。旅行の手続きなどを簡単に済ませたい場合は、旅行代理店に旅行の予約と一緒に海外旅行保険のこともお任せすることをオススメします。
保険代理店で海外旅行保険に加入する場合は、保険代理店の窓口や郵送で契約することになります。保険代理店で海外旅行保険に加入するメリットは、保険を専門とするスタッフに相談しながら海外旅行保険に加入できるという点です。しかし、海外旅行保険を扱う保険代理店は限られていますので、普段、火災保険や自動車保険などで保険代理店を利用している場合は、相談してみると良いかもしれません。
空港でも加入することができる海外旅行保険もあります。空港で海外旅行保険に加入する場合、出発する当日にも加入することができるというメリットがあります。チェックイン後の空き時間などを利用して、加入することも可能です。
空港で海外旅行保険に加入する方法は、空港に設置されている保険会社の窓口で加入するか、自動販売機を利用する方法があります。保険会社の窓口を利用する場合は、ある程度自分でプランを選択することや、窓口のスタッフに相談することもできます。
自動販売機で加入する場合は、決められたプランの中から選択することになりますが、待ち時間もなく、その場で保険証券が印刷されるため、時間を最小限に抑えることができます。しかし、空港で加入する海外旅行保険は金額が高めに設定されているため、万が一、旅行当日まで海外旅行保険に加入できなかった場合のみの利用をオススメします。
また、通常、海外旅行保険は、旅行に出発する日の自宅を出た時から保険が適用されていますが、空港で加入すると空港で加入した時から保険が適用される点にも注意が必要です。
海外旅行保険に加入する方法として最もオススメなのが、インターネットで加入する方法です。インターネットを通じて、海外旅行保険に加入する場合、それぞれの保険会社の補償内容や金額を比較して加入することができます。
また、金額も旅行代理店や保険代理店で加入するよりもインターネット契約割引等が効き保険料が安くなる場合が多く、営業時間を気にすることなく、インターネット上から24時間いつでも加入することが可能です。保険会社にもよりますが、補償内容をセットプランからフリープランまで自由に選択できます。
海外旅行に行き慣れていない場合や、海外旅行保険の補償内容について不安がある場合には、インターネットで加入することに不安を感じることもあると思いますが、保険会社ごとに電話での問い合わせ窓口もありますので、時間に余裕がある場合は、インターネットで海外旅行保険に加入することをオススメします。
海外旅行保険の加入を検討されている方は海外旅行保険比較サイト「i保険」比較サイト短期渡航ページをご覧ください。
海外旅行保険に加入する手順としては、一般的に加入する保険のプランを選択し、名前、住所、電話番号、生年月日、渡航先などの基本的な個人情報を入力し、決済をするという方法です。その後、自宅に保険証券が郵送されてくるという流れになります。
インターネットで海外旅行保険に加入する場合には、クレジットカードで決済することが一般的です。保険証券も郵送されてくる場合と、インターネット上の画面を印刷して、保険証券として利用する場合があります。保険会社によっては、2回目以降の加入の場合には、入力情報が省略できたり、割引を受けることもできます。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険
海外旅行保険が、普段使っているクレジットカードに付帯されている場合もあります。クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、基本的に普段支払いをしている年間費のみで使用することができます。海外旅行保険を利用するには、旅行費用を該当のクレジットカードで支払いが必要な利用付帯と海外旅行保険にクレジットカードを持って行くだけで補償を受けることができる自動付帯とがあります。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の補償内容は、クレジットカード会社によって様々ですが、一般的に加入する海外旅行保険に比べ、補償金額が低く設定されていることも多いため、事前に補償内容を確認しておくと良いと思います。
海外旅行保険は、原則、複数社加入している場合、補償項目にもよりますが保険金額を合算することができます。クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の補償内容だけで不安な場合には、クレジットカードを複数枚持ち、補償内容を手厚くするか、別途、海外旅行保険に加入することをオススメします。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険に加えて、別途、海外旅行保険に加入する場合には、セットプランではなく、フリープランで必要な補償内容のみ加入すると、支払う保険料を安く抑えることができる場合もあります。
海外旅行保険を利用することになった時の請求方法
できれば平穏に過ごしたいものですが、万一保険を利用することになった際は、すぐに保険会社に連絡することが大切です。その際、保険会社から「保険金の申請時に必要なもの」や「その後の対処法」などについても教えてもらうことができます。
基本的に保険金の申請は、帰国後にすることになるため、現地で手配する必要のある書類などは、よく確認して準備しておく必要があります。海外旅行保険の請求時に必要な書類は、一般的にパスポートのコピーや航空券、現地でかかった金額を証明する領収書などの書類です。
保険会社から郵送されてくる保険請求用紙に沿って、名前、住所、電話番号、保険金の振込先、現地での状況などを細かく記入します。クレジットカードに付帯されている海外旅行保険や別の保険会社の保険を利用する予定がある場合にも、記入しておく必要があります。
保険金請求用紙と必要な書類をまとめて保険会社に返送し、保険会社が確認した後に、書類に不備などがなければ、振込先に指定した口座に保険金が振り込まれるという流れになります。海外旅行先でキャッシュレスメディカルサービスを利用した場合には、基本的には、保険金の請求手続きは必要ありません。
保険金請求の手続きは面倒に感じる場合もありますが、保険会社の指示に従って、書類を提出するだけで、保険金を受け取ることができるため、海外旅行先で何か問題がおきた場合には、加入している保険会社に連絡することをおすすめします。
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この記事を書いた人
伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)