海外旅行保険の選び方
【海外旅行保険の緊急一時帰国費用】海外旅行中の帰国について
海外へ長期滞在されている方は、日本へ一時的に帰国することもあるかと思います。急きょ帰国しなくてはならなくなってしまった時、交通費などがかかってしまいますよね。もしもそういった事態になってしまった時、海外旅行保険で補償してもらえたらとても助かりますよね。緊急一時帰国費用では日本にいる親族にもしものことが起きたときに支払われる補償です。
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一時帰国をするときには
海外へ長期滞在中、年末年始や夏季休暇など一時的に帰国して日本でご家族やご友人と過ごす方もいらっしゃいます。休暇を利用して日本へ帰国する際は、時期によって航空券やホテルの予約などが取りにくくなっていますので、早めに準備を始めましょう。パスポートの有効期限とビザの有効期限を確認しておき、期限が近くなっている場合は滞在中に更新手続きをしておくと安心です。
また、運転免許証は期間中内に更新手続きをしないと失効してしまいます。運転免許証の更新がいつ必要なのか、必ず確認しておき、帰国中に免許更新の手続きを終わらせておきましょう。日本滞在期間中に免許の更新期間が重なっていなくても、海外滞在を証明できるパスポートやなど必要書類を持参すると、前もって更新手続きをすることが可能です。
なお、日本へ1~2ヶ月程度滞在される場合、病院へかかる可能性がありますよね。海外へ長期滞在されている方は住民票を抜いているかと思います。日本へ一時的に帰国されている方は、住民票の転入届を提出して国民健康保険へ加入することもできますが、自治体によって対応は異なるため、各自治体へご確認ください。国民健康保険の申請期間は、原則として帰国後14日以内とされています。
帰国したときに買っておきたいもの
海外では日本食を食べる機会はそう多くありません。スーパーで販売していても、日本で買うより値段が高く設定されていることもあります。一時帰国中にはインスタントラーメンやカップラーメン、衛生用品・化粧品・医薬品などの日用品も一緒に購入しておくことをおすすめします。海外の日用品は香料が強かったり、肌触りが粗くて肌に合わなかったりすることも多く、使い慣れた日本製品をまとめ買いして再び海外へ戻る方も多いそうです。また、日本製品は海外で人気が高いので、お土産として買って帰るととても喜ばれます。
一時帰国の買い物は免税対象になる
長期駐在者や2年以上海外に滞在している方など「非居住者」の扱いになる場合は、日本でショッピングする時に消費税を支払わずに購入することができます。買い物の際には、免税の表示があるお店で、購入時に一時帰国であることを伝え、パスポートを見せると手続きしてもらうことができます。パスポートには日本の入国スタンプも必要となりますが、無人ゲートを通ってしまうと入国スタンプは押されませんので、ご注意ください。
免税の対象となる金額は、衣服や家電製品などの一般物品が5,000円以上、化粧品や食品類などの消耗品は5,000円以上50万円以下で対象となります。なお、一般物品と消耗品の合算はできません。お店によって、その場で消費税を引いた金額で会計してくれる場合もあれば、免税カウンターで手続きをする場合もあります。
また、免税手続きの際に店員さんが購入記録書をパスポートに貼り付け、割り印をしてくれます。出国の際、税関で確認されて取り外されますので、自分で取らないようにしましょう。また、免税で購入した品物は、手荷物として機内に持ち込むことが原則となっています。
緊急一時帰国費用とは
事前に予定して帰国するのではなく、家族の不幸などでやむを得ず、急遽日本へ帰国しなければならなくなった場合、航空運賃などの交通費が心配ですよね。出発間近の航空券は一般的に値段が高くなってしまいます。身内の方も心配ですし、予想外の出費が掛かってしまうため、とても大変ですよね。そのような事態になってしまったとき、緊急一時帰国費用を特約で付帯しておくと補償の対象となります。
緊急一時帰国費用とは、3ヶ月以上の長期渡航をされる方に付帯できる特約で、下記のような場合に被保険者が急きょ一時帰国した際、負担した費用を補償するものです。
・被保険者の配偶者または2親等内の親族が死亡、危篤状態になってしまった場合
・被保険者の配偶者または2親等内の親族が搭乗する航空機や船が行方不明になってしまった場合
一時帰国の際に必要となる往復の交通費やホテルの宿泊費、通信費などが補償されるものです。ただし、渡航する前から入院していたり、治療を受けている病気などが原因で、死亡または危篤状態になった時は対象外となります。また、「緊急一時帰国」なので、滞在先から出国する期限や、再び滞在先へ戻る期間も定められていますのでご注意ください。
使用する機会がこないことが一番ですが、ご高齢なご家族がいる場合には加入しておくと安心ですね。海外旅行保険をご検討中の方は海外旅行保険比較サイト「i保険」をご覧ください。
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この記事を書いた人
伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)