海外旅行保険の選び方
【海外旅行保険】死亡保険金受取人は指定できる?
万一のことがあった時に支払われる死亡保険金は、残された家族にとって重要な意味を持ちますよね。
多くの方が加入している生命保険では、死亡保険金受取人を指定することができますが、海外旅行保険では死亡保険金受取人を指定することはできるのでしょうか。
ここでは、海外旅行保険について簡単に説明しつつ、死亡保険金受取人の指定についてご紹介いたします。
■もくじ(ページ内リンク)
海外旅行保険とは
海外旅行保険とは「旅行を目的として、ご自宅を出発してからご自宅に戻るまで」を補償の期間として、旅行行程中に何らかのトラブルに遭ってしまった場合や、他人に損害を与えてしまった場合などに備える保険です。
渡航中に何らかのトラブルに巻き込まれてしまったとき、損失を補うために加入する
お守りのようなイメージですね。
トラブルに巻き込まれることなく、無事に帰国できることが一番ですが、万一のことを考えると備えておいた方が良いですよね。
海外では、日本の公的医療保険は適用されません。万一、海外で医療機関を受診した場合は全額自己負担となってしまいますので、高額になる傾向にあります。その他にも、旅行行程中の病気やケガ、荷物の紛失などが補償されますので、海外へ渡航される際には、非常に重要な保険だといえますね。
高額な保険金の支払い例のページでご確認いただけますので、気になる方はご覧ください。
海外旅行保険で、死亡保険金受取人は指定できるのか
インターネット上の契約では死亡保険金受取人は指定できません。その他の契約方法に関しては、多くの保険会社で死亡保険金受取人を指定することができます。
保険金受取人を指定する際、被保険者(渡航者)の署名、捺印、続柄や保険会社によっては被保険者の同意と確認書類が必要です。死亡保険金受取人を指定するためには、書面契約で手続きをしていただくこととなります。
また、死亡保険金受取人を指定できたとしても、被保険者との続柄や他の保険契約の有無によっては、保険金額が制限される場合や死亡保険金受取人を指定することができない場合もあります。
死亡保険金受取人を指定したい方は事前に確認しておきましょう。また、死亡保険金受取人として指定する方には、海外旅行保険に加入している旨を伝えておくと安心ですね。
なお、通常(死亡保険金受取人を指定できなかった、指定しなかった場合など)は法定相続人である配偶者や子どもが死亡保険金受取人となります。
配偶者や子どもがいない場合には、直系相続人(親、祖父母)に、直系尊属もいない場合は、兄弟姉妹が死亡保険金受取人となります。
特に指定する必要がない場合は、ネット割引が適用となる保険会社もありますので、インターネット契約をおすすめいたします。
海外旅行保険への契約方法
1.保険代理店で加入する
海外旅行保険を取り扱っている保険代理店は、保険の知識がありますので、安心して加入することができます。
郵送での契約や直接出向いて契約することもできます。ネット上でクレジットカード情報などの入力をするのに抵抗がある方にはちょうどいいですね。
ただし、郵送での契約は書類のやり取りがあるので、出発予定日から2週間ほど時間がかかります。
2.インターネットで加入する
インターネットが使える状況であれば、24時間いつでもご自身のタイミングで申込みができるので、もっとも手軽な加入方法です。保険会社によってはネット割引が適用になるところもありますので、保険料が安くなる場合があります。また、出発当日の保険契約ができるので、お急ぎの方や保険料を抑えたい方にはおすすめです。
保険料の支払い方法は、クレジットカードはもちろんキャリア決済に対応している海外旅行保険もあります。
3.海外旅行保険付帯のクレジットカードを利用する
クレジットカードには、海外旅行保険付帯のものが多く存在します。クレジットカード付帯の海外旅行保険は一般的に補償金額が少ないため、万一の時には足りない可能性が高いです。
また、旅行代金や航空券を該当のクレジットカードで支払わないと補償の対象とならない(利用付帯)など、保険を適用するためにいくつかの条件が必要な場合もあります。ご自身の持っているクレジットカード付帯の海外旅行保険がどのようなものか、必ず事前に確認しましょう。
4.空港で加入する
空港には、海外旅行保険用の自動販売機が設置されています。保険に加入するのを忘れてしまった、という時は、空港内に設置されている自動販売機で加入しましょう。その際は、ご自身に合ったプランを選ぶよう、しっかりと補償内容を確認することが必要です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険について
クレジットカードを複数枚お持ちの方には、クレジットカード付帯の海外旅行保険のみで、渡航されるという方もいらっしゃいます。
先ほどご紹介したとおり、クレジットカードについている海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。自動付帯はカード利用の有無に関わらず、該当のクレジットカードを持っていけば自動的に海外旅行保険が適用されるというものです。
一方、利用付帯の適用条件はカード会社によってさまざまですが、旅行代金や航空チケットなど、旅行に伴う支払いをクレジットカードで支払った場合、海外旅行保険が適用されるというものです。
ご自身の持っているクレジットカードが、自動付帯のものであれば問題ありませんが、利用付帯の場合は適用となる条件を確認する必要がありますね。クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する際は、ご自身の持つクレジットカードが自動付帯のものなのか、利用付帯のものなのか、補償内容はどういったものなのかを事前にしっかりと確認しておきましょう。
補償内容によっては保険金額を合算することができるため、限度額を上げることができます。補償内容や金額に不足部分があれば、海外旅行保険のフリープランなどを利用して、必要な補償のみを選択し、保険の内容を手厚くしましょう。
詳細はカードを複数枚持っていると合算される?のページでご確認いただけます。
なお、クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合、死亡保険金受取人の指定はできないことがほとんどで、法定相続人が死亡保険金受取人となります。死亡保険金受取人をあらかじめ指定したい場合は、保険代理店などで海外旅行保険に加入しておくようにしてください。
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この記事を書いた人
伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)