渡航のテクニック
クレジット付帯海外旅行保険の年齢制限について
海外旅行へ行く際に入る保険はどうしたらいいか悩まれる方も多いと思います。旅行代理店で海外旅行の予約をする際に一緒に加入する場合やインターネットで海外旅行保険に加入する場合もあると思います。その他にも、持っているクレジットカードに海外旅行保険が付帯されていて、それを利用しようと考えている方もいるかもしれません。
海外旅行保険は、加入できる年齢に制限があることがあります。それではクレジットカード付帯の保険はどうでしょうか?
利用するための条件や制限があるのかについて紹介したいと思います。
■もくじ(ページ内リンク)
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険に年齢制限はあるのか
海外旅行に便利なクレジットカード
海外旅行に行く時には、ホテルのチェックイン時やレンタカーを借りる時などにクレジットカードの提示を求められることがあります。デポジットと言い、保証金としてあらかじめ一定の金額を支払うものです。デポジットとして預かったお金やクレジットカード情報は、ルームサービスなどの料金が発生した際、そこから差し引いて残りがあれば返金もしくは、そのクレジットカードに支払い請求がされます。
ホテルによって金額は異なりますが、現金でデジポットを支払う場合は高額な金額を預け入れなくてはならない可能性がありますので、クレジットカードを持参することをおすすめします。
クレジットカードによっては、海外のATMで現地の通貨を引き出せることもあり、大変便利です。万が一、海外旅行中にクレジットカードを紛失してしまった場合には、すぐにクレジットカード会社に連絡をして、利用停止手続きをしてもらう必要があります。
クレジットカードを盗まれてしまい、不正に利用されてしまう可能性もありますので、クレジットカード会社の24時間対応している緊急連絡先をメモして持ち歩いておき、すぐに連絡できるようにしておくことが大切です。その際に、再発行の申請もすると、海外に支店がある場合には、すぐに受け取れることもありますし、滞在先に郵送してもらうことが可能な場合もあります。
海外で電話を使いたいとき
海外で電話を使用したい時は、公衆電話などから国際電話をかけることができます。公衆電話で、最初に国際電話認識番号を入力し、日本の国番号81を入力します。そのあとに、電話をかけたい相手の最初の0を除いた番号を入力すれば、国際電話で電話をかけた相手と直接会話することができます。
携帯に電話を掛けたい場合には、国際電話認識番号と81の後に、携帯番号の最初の0を除いた番号を入力します。国際電話認識番号は、渡航先の国によって様々なため、調べておく必要があります。
また、お手持ちの機種によっては日本で使用している携帯電話を海外へ持参する方法や、海外対応携帯でない場合には、海外でも使用することのできる携帯電話をレンタルすることもできます。いずれにしても、携帯電話を海外で使用する場合には、通話料なども割高になるため、料金プランや利用方法なども含めて、事前に携帯電話会社へ問い合わせ、確認するようにしましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険に年齢制限はあるのか
クレジットカード付帯の海外旅行保険には、基本的に年齢制限はありません。しかし、持病のある方は、保険の適用外となってしまうことがほとんどです。また、クレジットカード会社によっては、海外旅行にクレジットカードを持って行くだけで補償される自動付帯と、旅行代金を支払わないと利用できないなどの条件がついた利用付帯がありますので、注意が必要です。
海外旅行にクレジットカードを持って行くと、年齢制限もなく付帯されている海外旅行保険も利用でき、大変便利です。しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、病気が原因でなくなってしまった場合の補償である「疾病死亡」がついていなかったり、そもそも補償の金額が低めに設定されているケースが多いです。医療に関する費用がもっとも気になるところかと思われますが、海外での治療費用は全額自己負担となるため、補償金額が足りない可能性が充分に考えられます。
海外での治療費用は高額な保険金の支払い例のページでご覧頂くことができます。
何事も無ければ問題ないですが、万一のことが起きた際「お金が足りない」というのでは困ってしまいますよね。クレジットカード付帯の保険だけでは不十分な場合、一般的な保険会社のフリープランへ加入して、必要な補償だけを掛けることで保険料を節約する方もいらっしゃいます。また、一般的な海外旅行保険でも告知義務はありますが、年齢制限が無い保険会社や、70歳以上でも契約できる保険会社もあります。
また、インターネットでご契約される場合はインターネット割引などが適用になる保険会社もありますので、比較的割安に契約することができます。
海外旅行保険をご検討の方は海外旅行保険「i保険」をご覧ください。
65歳以上の方に人気の海外旅行先
65歳以上の方に人気のある海外旅行先は、温暖な気候のハワイや近隣の台湾など歴史的な建造物がある場所や、リゾート地に人気があるようです。また、近年はさまざまな種類のツアーが組まれているクルーズ旅行も注目を集めています。
船内には、アミューズメント施設などがあり、ショーや映画、カジノ、エステなどを楽しむことができます。その上、様々な国から来た方が乗船しているため、文化交流にもなり、移動も楽だという点でも魅力があります。船での移動は、船酔いを心配される方もいますが、ほとんどの船には横揺れ防止装置が搭載されているため、安心して乗船することができます。
持病がある場合に海外旅行へ持って行った方がいいもの
持病がある方は、渡航前に病院で英文診断書を作成してもらい、海外旅行保険証と一緒に持っていくことをおすすめします。常用薬がある場合にも、英文の薬剤証明書を発行しておくと、入国審査時に薬の内容を問われたときもスムーズに対応ができます。
英文の診断書は発行までに2週間程度かかることがありますので、余裕を持って申請するようにしましょう。また、海外旅行へ行く前には、前もってかかりつけの医師に相談をして、感染症予防のための予防接種を受けておくことをオススメします。渡航先の地域によっては、黄熱病、コレラ、ペストなどの予防接種が義務付けられている国もあり、入国時にイエローカードと呼ばれる予防接種国際証明書の提示を要求される場合もありますので、注意が必要です。
トラベルヘルパーとは
介護が必要な場合には、トラベルヘルパーと一緒に旅行へ行くことができます。トラベルヘルパーとは、外出支援専門員と呼ばれ、介護の技術と旅行に必要な知識を備えたスペシャリストです。健康に不安のある方や介護が必要な方の海外旅行は、体力面など不安に感じる方も多くいらっしゃると思います。トラベルヘルパーは専門の資格を持ち、旅行先の環境に応じた対応をしながら旅行に同行してくれるため、安心して旅行を楽しむことができます。サービス内容は介護度によって異なり、移動補助や食事、入浴介助を行ってもらうこともできます。さまざまなサービスを利用して、旅行を楽しみたいものですね。
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この記事を書いた人
伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)