海外旅行保険の選び方

赤ちゃんに海外旅行保険は必要か?

赤ちゃんを連れて、海外旅行に行くのは、いつ頃から大丈夫なのでしょうか。旅行中に万一のことがあっても、すぐに近くの病院に連れて行ける国内旅行に比べ、環境も言語も違う海外へ赤ちゃんを連れて行くのは不安に思われる方も多いと思います。しかし、赤ちゃんと一緒に海外旅行を安全に楽しく過ごすことができたら嬉しいですよね。ここでは、赤ちゃんを連れて海外旅行へ行く際の注意点や準備するものなどについてご紹介いたします。

■もくじ(ページ内リンク)

赤ちゃんはいつから外出や旅行ができるのか

赤ちゃんと一緒に行くのに適している海外旅行先

赤ちゃんと一緒に飛行機に乗るときには

赤ちゃんと飛行機に乗るときの注意点

赤ちゃんは海外旅行保険に加入できるのか

赤ちゃんはいつから外出や旅行ができるのか

生後1ヶ月の検診で母子ともに健康であるとの診断がされたら、赤ちゃんと一緒に少しずつ外出ができるようになります。生後1~2ヶ月程度は人の多いところを避け、10分程度の散歩から始めて徐々に外の世界へ慣らしていきましょう。また、厚生労働省の乳幼児身体発育調査では、生後3~5ヶ月ごろになると首がすわってくるとされています。首がすわっても赤ちゃんの免疫力は低いため、混雑時の公共交通機関の利用や感染症が流行っている時期の外出は避けたほうが無難です。最初は近くの日帰り旅行から始め、少しずつ宿泊に慣れさせていきましょう。少しずつ慣れさせていくと、移動時間などにも慣れることができ、旅行に持って行くものも把握しやすくなります。

多くの航空会社では生後8日以降から搭乗ができるようですが、前述している通り、生後まもなくは免疫力が低いためあまり遠出をするのはおすすめしません。また、赤ちゃんは自分で耳抜きなどができないので、負担がかからないように注意しておく必要があります。

海外へ渡航する際は、0歳児でも必ずパスポートが必要となりますので、渡航を検討されている方は必ずご用意ください。

赤ちゃんと一緒に行くのに適している海外旅行先

赤ちゃんとの海外旅行を検討されている方は、なるべく赤ちゃんの負担が少ない所を渡航先に選ぶようにしましょう。

時差があまり無く、飛行機に乗る時間の少ない場所がおすすめです。グアムやサイパンは日本との時差が1時間程度で、飛行機に乗る時間も3時間半くらいなので、子連れでも行きやすいですね。赤ちゃんの体調面から考えても、比較的温暖な場所が望ましいです。

また、衛生面も考慮する必要があります。赤ちゃんは体調を崩しやすいため、滞在先の近くに日本語でも対応してくれる病院があると安心です。また、海外旅行保険に加入すると、24時間日本語対応ができるサービスを利用することができるため、万一の時には心強いですね。

赤ちゃんと一緒に飛行機に乗るときには

赤ちゃんと一緒に飛行機へ乗るときは、航空会社によって条件は様々ですが、月齢や座席確保の有無によって、赤ちゃんの搭乗運賃が変わってきます。また、航空会社によっては、事前に申請するとバシネット呼ばれるベビーベッドを貸し出してくれることもあります。

バシネットを貸し出してくれる場合でも、離着陸時などシートベルトサインが出たときには膝の上で抱っこしている必要があります。バシネットがないときには、満席かどうかを確認し、隣が空いている席があれば、座席変更をしてもらい、座席に寝かせる方法もあります。赤ちゃんを座席に直接寝かせる場合には、シートベルトサインが出たときに赤ちゃんの上からシートベルトをすれば、わざわざ抱き上げる必要がない場合もあります。

赤ちゃんと一緒に飛行機に乗るとき、手荷物として機内に持ち込んだ方が良い持ち物は、おむつや着替え、ミルクなどの赤ちゃんにとっての必需品です。飛行機に乗っていると酔ってしまい、嘔吐してしまう赤ちゃんもいるため、着替えは多めに持ち込むことをオススメします。

飛行機内には授乳室がないことが一般的なため、授乳中の赤ちゃんの場合は授乳ケープもあると安心です。赤ちゃんは耳抜きができないことから、おしゃぶりや、水、おやつなどを持ち込むことも大切です。離陸後、高度が安定したときに水やミルクを飲ませることで耳抜きができます。

おしゃぶりも自然と唾を飲むことができるため、耳抜きに有効です。航空会社によっては、赤ちゃん用の毛布を貸し出してくれたり、事前に予約することでおむつや離乳食などを用意してくれる場合もありますが、赤ちゃんにとっては普段食べ慣れているものや使い慣れているものが一番なため、手荷物として持って行くことが望ましいです。

赤ちゃんと飛行機に乗るときの注意点

赤ちゃんも一緒に飛行機へ乗るのであれば、事前に航空会社へ伝えるようにしましょう。また、早めに空港に到着し、授乳やオムツ替えなどを済ませてから搭乗することが望ましいです。赤ちゃんを連れている場合は、チェックイン時に申請しておくと、優先的に飛行機に搭乗することができます。機内は乾燥しているため、赤ちゃんにこまめに水分を取らせることも大切です。

哺乳瓶に入れて飲ませたり、航空会社によっては、ストローと蓋つきのコップをもらえることもあります。また、赤ちゃんを連れて飛行機に搭乗する場合は、なるべく後ろの席に座るようにしましょう。他の利用者の迷惑にならないように、乗り降りは遠いですが、お手洗いも近いのでおむつも替えやすいです。

赤ちゃんが泣き出すのを防ぐために、ベビーベッドに寝かせている間もアイコンタクトを取ったり、抱き上げてスキンシップを取ることも大切です。また、赤ちゃんは、知らない人や風景が視界に入ると不安になってしまうため、毛布やタオルを使って赤ちゃんの視界を制限し、お母さんの顔だけ見える状態にしておくと泣き出しにくくなります。

赤ちゃんは海外旅行保険に加入できるのか

赤ちゃんは、大人に比べ免疫力も低く、海外で具合が悪くなってしまう可能性も高くなります。大人は市販薬などで対処することもできますが、赤ちゃんに関しては飲ませることができないものも多いため、すぐに近くの病院に連れて行くことが大切です。特に、赤ちゃんは話をすることができません。大人が注意して観察していないと、重症化してしまうこともあります。

しかし、海外の病院にかかった場合は、全額自己負担となるため治療費が高額になりやすいです。体調を崩しやすい赤ちゃんは、必ず海外旅行保険へ加入しておきましょう。保険会社によっては赤ちゃんの生後すぐの加入ができないところもあります。

また、親が持っているクレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用する場合も、赤ちゃんだけでも海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。クレジットカード付帯の海外旅行保険では、一般的に補償金額が少なく設定されています。また、一般的な海外旅行保険にはキャッシュレスメディカルサービスも利用することができますので、医療費の立て替えをする必要が無く、安心して治療を受けることができます。

大切なお子様の負担を少しでも軽減させるために、海外へ渡航される場合は、事前準備と海外旅行保険への加入を忘れず行いましょう。

海外旅行保険をご検討の方は海外旅行保険比較サイト「i保険」をご覧ください。

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この記事を書いた人

伊藤菜央(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント) 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)